睡眠時間の大切さ

睡眠時間の大切さ

高校生の頃『徹夜』という言葉に憧れた。そのころは、深夜のラジオを聴くのが流行っていて、「徹夜で〇〇した」というのが、ちょっと大人になったみたいで、かっこよく感じた。期末テストのテスト勉強で、「よし、徹夜でかんばるぞ!」と思い、必死で勉強した。いつもラジオを聞いて、そろっと寝る時間の午前1時。

    そのころ、すこし眠気が差した。「ここで寝てしまえば、いつもと同じじゃん。」そう思い、机に向かう。眠るタイミングを失うと頭が冴えるもので、その後は、眠気を感じることなく、苦手な数学の問題もするすると解けた。ちょっと休んだほうがいいよな、って思い、2時間くらい仮眠をとっただけで、期末テストを向かえた。
     期末テストは2科目の日だった。1時間目は苦手の数学。2時間目は得意の日本史だった。
     1時間目はいたって、順調だった。夜中にするすると問題が解けた感覚がよみがえり、順調に問題をこなした。
     悲劇は得意の日本史で起こった。日本史の場合は文章を読みながら答えるものが多い。文章を読んでいると、ふいに睡魔が襲った。
    頭の中に霧がかかった状態。文字も二重になって見える。解答欄を埋めるだけ埋めたが、怪しい状況だった。
     結果は明らかだった。数学はこれまでにないいい点数をとった。しかし、得意の日本史で大失態。なんと解答欄を間違えていた。こちらはあわや赤点寸前。無残だった。
     徹夜は憧れだけで実践してはいけない。睡眠時間の大切さがよくわかった。これが私の勉強にまつわる苦い思い出だ。

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